往来庵の菊地克仁です。
いつも私のメルマガをお読みいただき、
どうもありがとうございます。
最近、
学校教育関係者と
話す機会がありました。
学校は、
どうしても試験の点数で
子供の優劣をつけざるを
得ないところがあります。
これは、
日本だけでなく、
隣国でも
同じような話を聞きます。
でも、
我々のような社会人は、
学校の成績優秀者が、
社会人としても、
優秀なまま通用するかどうか、
ということについては、
その結果を良く知っています。
学業成績優秀者が、
社会人になって、
優秀なまま成功する人もいれば、
残念ながら、
そうならない人もいます。
なぜ、
同じ成績優秀者でも
そんなに差が
生まれるのでしょうか?
私は、
学校の成績表では、
わかりえない「要素」があるからだ
と考えるのが妥当だと
思っています。
例えば、
「人徳」
「人間性」
「健全な発想や考え方」
「人を思いやる気持ち」
「弱者をいたわり慈しむ気持ち」
「社会に感謝する姿勢」
「モノを大切にする姿勢」等々
といったものは、
基本的に、
点数化して他者と比べることは
非常に難しいものです。
それはきっと不可能でしょう。
個々人の中にある
「個性」なども同じかも
しれません。
尺度を画一化するのではなく、
その各自の持つ「個性」に
ついて、
本人にも自覚してもらい、
柔軟な姿勢をもって
伸ばしていくことが
とても大切なことだと思います。
私は過去に、
「そもそも測れないものは、
ないものとして考えるべきだ。
なぜなら、
それはお互いの優劣を
比べることができないからだ!」
とご主張された
経営コンサルタントの先生を
知っています。
「測れるものだけで、
人の能力を
比較すればいい!」
という発想です。
「測れないものは、
ないものとして、
初めから見ない!」
という姿勢です。
最初の頃は、
非常に理路整然とした論調で、
極めて理論的で、
自信に満ちたご主張に
聞こえたことを思い出します。
この方の中には、
「数値化できないものだからこそ、
その中身を
大切に見極めないといけない。」
という発想は皆無でした。
極端に言えば、
これは、
全員に同じ定規を与えて、
長さを測って、
長短を比べさせる方法です。
「こちらの方が重い・軽い」
「こちらの方が明るい・暗い」
「こちらの表面が滑らか」
「こちらの方が温かい・冷たい」
「こちらの方が固い・柔らかい」
などという視点は、
初めから無視するのです。
「自分の持っているスケールで、
測れない性質のものは、
初めからなかったものとする」…
とは、
そういうことです。
この方は、
ご自身が大切にしている
「独自のスケール」に、
絶大な信頼を寄せていたようです。
疑問をもっていた私は、
このコンサルタントの先生と
親しい方に、
「あのコンサルタントの先生は、
どのようなご家庭を
お持ちなんですか?」
と聞いてみたことがありました。
お子様がおいでになるのですが、
奥様が
精神疾患を患っておられました。
家庭でも同じことをしていれば、
当然そのしわ寄せは
弱者にきます。
案の定、
奥様はウツ状態だったのです。
これで私は合点がいきました。
この先生は、
ビジネス面では、
きっと完璧さをほこり、
多くの経営者の方々に
支持を得ていたのでしょうが、
身近でアナログ色の最も強い
家族の中に、
その「不完全部分」のひずみが
出ていたわけです。
このコンサルタント先生の話は、
何ごとも点数で測って、
比べようとする
教育現場の思考法と
よく似ていると感じます。
「数値で比べられるもので
その人の評価を決める。
比べらないものは無視する。」
ということが、
まことしやかに
行われているとすれば、
本当に恐ろしいことです。
その矛盾している視点に
気がつかないでいると、
学校卒業後に、
不幸にして、
本人に直接、
その弊害が降りかかってくるのです。
こうしたことは、
多くの社会人は、
既に知るところでしょう。
ではなぜ、
この大切な問題に
親御さんも、
学校の先生方も、
マスコミ等も
触れない理由が、
本当にわからないところです。
そう考えると、
こうした矛盾点に気づいて、
学校に行かない児童が
いたとすれば、
むしろ、
この不登校のお子さんの感覚の方が、
むしろ「正常」ということも
ありそうです。
今回は、
結論なしのメルマガに
なってしまいましたが、
最後までお読みいただき、
どうもありがとうございました。
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