考え方

日本語ペラペラの外国人から聞いたオモシロイ話

往来庵の菊地克仁です。

いつも私のメルマガをお読みいただき、どうもありがとうございます。

先日、日本語ペラペラの外国人女性と話す機会がありました。

ちょうどお昼時だったので、私が「一緒に近くのレストランにメシでも食いに行くか?」と聞いた時です。彼女が「うん、一緒にメシ、食いに行く」という言葉でわざと返してきたのです。

私から、「なあ、女性は普通『メシ、食いに行く』って言わないだろ」と言ったら、彼女がオモシロいことを言い始めました。

彼女の知る日本語以外の言語は、大抵聞かれた言葉をそのまま返すことが多いそうです。イエス、ノーで返事をして、イエスなら「同じ言葉」を、ノーなら「否定語+同じ言葉」で返せばいいのだと。余計な気を使わずに合理的でいいと言います。

それに比べて日本語は、自分のことも「俺、自分、こっち、わたし、あたし」など様々な表現があります。奥様のことも「女房、奥さん、家内、愛妻、愚妻」などいろいろな呼び名があります。

さらに今回のように日本語には、「女性言葉」と「男性言葉」があるため、こんなに複雑な言語はないとつくづく感じるそうです。

「それ、言われてみればごもっとも」と思いました。

彼女は、英語と日本語、中国語が普通に話せ、読み書きもできる語学力に長けた外国人です。日本人だったら、それだけで様々な業界から引手あまたになるような高い語学力を持ち、日本のトップレベルの国立大学を卒業された優秀な方です。

ランチのときに、常々思っていたことを私から彼女に聞いてみました。

「食事するとき、日本では『いただきます』って言うでしょ。これって外国語ではどう訳すの?」

すると彼女は「訳せない」とのことでした。つまりその「概念がない」というのです。

我々が常日頃、当たり前に使っている言葉ですが、こうした言葉は一定の「概念」や「文化」から生まれています。だから訳せる言葉がないということは、その概念がもともとないということなのです。

私が小さい時、親から「お茶碗にごはん粒を付けたまま残すな」と言われました。「お百姓さんが一生懸命に作ったお米を粗末に扱うな」という意味です。

確かに、コメ一粒でも手元に届くまで1年近くかかります。刈り取って、精米して流通に乗り、自宅まで運ばれ、炊飯器で炊いて「ごはん」になります。

「ごはん」になるまでの一連の流れは、

タネ撒き→苗→田んぼで生育→刈取→脱穀→流通→自宅(店舗)

といった具合に、お米が食卓に至るまでに、多くの方々の手が直列につながった結果として、私たちは美味しいごはんがいただけるワケです。

私たちは、その携わった方々と農作物に対して、感謝の気持ちを「いただきます」という言葉で表現しています。魚や肉、野菜、果物に対しても同じです。特別な意識すらせずに、習慣で口に出しているかもしれません。

こうした自然が育んだ富に対して、感謝する気持ちが自然に口から出てくる日本人の習慣は素晴らしいと思います。(これは決して、「外国人には感謝する気持ちが足りない」などという意味ではありません。)

このように考えると、我々が何気なく使っている「言葉」には、我々日本人が意識せずとも、無意識の中に「隠れている何か」があるかもしれないと感じます。

そんなことを考えているうちに、何気なく使っている言葉がいろいろと思い浮かんできました。何ということもない言葉ですが、その言葉の「前提部分」を考えると、非常に興味深い世界だと思ってしまいます。

次回はこうした言葉について、いくつか触れようと思います。あなたも「日本人の素晴らしさを感じさせる言葉」があれば、次回までに探してみてください。結構、豊かな気持ちになりますよ。

今回も最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

《追伸》

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