「お金を稼ぐ力のある人の生き方」について

往来庵の菊地克仁です。

いつも私のメルマガをお読みいただき、どうもありがとうございます。

今回はお金に関する話題です。先般、ある富豪の方のお話をお聞きしている中で気がついたことがありましたので、お伝えしたいと思います。

突然ですが、あなたの目の前に突然

「お金の神様」

が現れて、幸運にも次のふたつの提案をあなたにしてきました。あなたはどちらを選びますか？

《提案１》現金で４億円を今すぐに差し上げます。

《提案２》年２千万円の収入を20年間得る能力を授けます。

どちらも計算上は、同額の４億円が手に入るものです。

金利を考えると、一度にもらえる《提案1》の方が有利に見えます。一方、21年目以降もその能力が使えるのなら、生涯獲得金額を考えると《提案2》の方が有利にも見えます。

《提案1》で4億円を手に入れたとき、例えば、タワーマンションや別荘、高級車、海外旅行、仮想通貨等に半分の２億円を使い、残りの2億円はできるだけ減らさないないよう腐心するようになるかもしれません。

残りの2億円を何かに投資して、お金自身に働かせようとするかもしれません。こうして残りのお金が無くならないように尽力することが、その後の人生の大きなテーマになるでしょう。

《提案２》のときは、お金を減らさないことに腐心するより、「この能力を活かしてどう事業展開しようか？」とか、「計画的にお金をどう使っていくか」を考えるようになるかもしれません。

お金に対して、提案１のような「守りの姿勢」とは全然違う発想を持った生き方になるでしょう。

今、世の中には「お金にも働かせる！」という発想をもとに、「お金をどこに投資するか？」という話題が氾濫しています。

これは上記の《提案1》の考え方を基本とした姿勢かもしれません。「如何に自分は働かずにお金を儲けるか」という「やり方」の話題にもつながっていきます。

一方で、《提案2》のように、お金を創り出す能力を手に入れたら、お金が減っていってしまう心配はいらなくなります。自分に何かあっても保険で賄えるかもしれません。当たり前と思っていた貯金をする必要性も、あまり感じなくなるかもしれません。

なぜなら、

「金のなる木」が自分自身なのですから。

お金を生み続ける能力というのは、本当に魅力的だと思います。誰もが身につけたいと思う能力だと思います。

私は、お金の神様からの《提案２》の生き方に魅力を感じている一人です。

この姿勢は、宝くじで大当たりした方々がその後、間違えた資金運用で自己破産したり、家族や友達を無くし自分の行き場を失い、やがて精神障害を起こして自殺したりする、といった暗い話題とまったく無関係だとは言いませんが、私は「途中から守りに入らざるを得ない姿勢の始まる人生」がつまらないと感じるのです。

では、一生使えるような能力を身に付けるためには、我々はどうすればいいのでしょうか？

この疑問についてこのまま続けると長文になってしまうため、次回「あなたが一番信頼できる投資とは？」と題してお伝えしたいと思います。何か具体的な投資商品等に勧誘するものではありませんので、どうぞご安心ください。

今回も最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。