往来庵の菊地克仁です。
いつも私のメルマガを
お読みいただき、
どうもありがとうございます。
★★メリークリスマス！★★
今回のメルマガは、
私からのクリスマスプレゼントです。
少し長くなりますが、
是非お読みいただきたいと思います。
私の本講座でお伝えしていること
について触れました。
今回は、
私たちが何気なく日々使っている
「言葉」に潜む、
知られざる「影響力」、
あるいは
その「パワー」や
「恐ろしさ」について
少し掘り下げていきたいと
思います。
日本では古くから
「言霊（ことだま）」
という概念があり、
言葉には「魂」が宿り、
発した言葉が
「現実を創造する」と
信じられてきました。
しかし、
その力を認識せずに
不用意な言葉を
使っていると、
時に望まない現実を
引き寄せてしまうことが
あるのです。
それでは、
私たちが何気なく使う「言葉」に
潜む恐ろしさとは？
以下に4つほど、
具体的にお伝えしたいと
思います。
1.あなたの深層心理（潜在意識）は
「否定語」を理解しない。
私たちの意識の
大部分を占める潜在意識は、
「否定語」を理解できません。
例えば、
ペンキを塗ったばかりの場所に
「絶対にさわらないでください！」
と書かれた張り紙を見ると、
潜在意識は、
「さわる」という言葉を認識し、
かえって触りたくなってしまう
可能性があります。
スポーツ選手が
「ミスしないように
頑張りたいと思います！」
と発言すると、
潜在意識は「ミス」という部分に
フォーカスしてしまい、
その「ミスする行動」を
促してしまうことがあるのです。
また、
「反戦集会」という言葉は、
皮肉にも「戦争があること」を
前提としていることに、
気がつかない方々も
たくさんいます。
逆に言えば、
戦争がなくなれば、
自分たちの活動の対象も
なくなってしまう…といった
矛盾した関係性を
持っています。
自分たちの存在意義を
主張するためには、
どうしても
戦争が必要なのです。
こうした因果関係を
よく知っていたマザー・テレサは、
「反戦集会」と呼ばれる集まりには
決して参加しなかったと
言われています。
このように、
意図とは裏腹に
潜在意識には、
意識上は「望まない現実」を
引き寄せる引き金と
なることがあるのです。
2.「～したい」
「～なりたい」
という言葉が、
逆の現状維持を生む。
「成功したい！」や
「健康になりたい！」
「痩せたい！」
という言葉も要注意です。
これらの言葉は、
一見前向きに聞こえます。
「ポジティブでいい言葉だ！」
と信じている人もいます。
これらの言葉の裏には
「今の私は成功していない」
「今の私は健康ではない」
「今の私は太っている」
という「前提」があることが
わかります。
こうした言葉の「前提」部分が、
この言葉を発するたびに
自分の潜在意識に
刷り込まれます。
潜在意識は、
あなたが「〇〇したい」と
言い続けられる「現状」を
維持しようとするため、
いつまで経っても
「望む状態に到達できない」
という皮肉な現実の結果を
招くことになります。
その代わりに、
「私はもっと健康になる！」
「私は成功に向かって
進んでいる！」
「痩せた私は
〇〇を楽しんでいる！」
と言い切ることで、
潜在意識に、
直接「望む状態」を
刷り込むことになります。
引き寄せられる結果が
まったく違うモノになります。
3.賞賛の言葉が「やる気」を奪うワナ
子供が、
テストで良い点を取ったとき、
「80点取ってすごいね～！」
と「結果」を褒める親は
少なくないでしょう。
しかし、
これは子供を
「外部からの評価を
満たそうとする」思考に
誘導してしまう可能性が
あります。
褒められることや
お金をもらうこと
（例えば「80点以上取ったら
100円あげるね！」と言うこと）
が「目的」になると、
本来内側から生まれる筈の
学習意欲（内的要因）が
失われ、
褒められなくなると
モチベーションが
低下してしまう状態が
発生することがあります。
では、
こういう場合、
親御さんは何と言えばいいのか？
こう言う代わりに、
「この点数が取れた
自分のことどう思う？」
「どうしてこの点数が
取れたと思う？」
と問いかけることで、
子供自身が
その結果を生んだ
「プロセス」や「学び」に
価値を見出し、
自力で伸びる力を
育むチャンスにつながります。
4.思考は現実化する
「セルフイメージ」の呪縛
「どうせ私なんて…」
とか、
「世の中は思い通りにならない」
といったネガティブな言葉は、
あなたに、
「思考は現実化する」
という形で、
ブーメランのように戻ってきます。
もしあなたが
「私は本当にダメな人だ！」
と信じ込んでいれば、
無意識のうちに
そのセルフイメージを
正当化する行動を
とるようになります。
そのことで、
「ダメな自分」を
証明するような現実を
引き寄せてしまうのです。
これは、
あたかも自分自身で
「苦労と不快な世界の連続」
という人生を、
選んでしまっているのと
同じです。
身をもって、
ダメな自分を
証明するような人生、
…一体何の価値が
あるというのでしょうか？
「言葉の力」を味方につけ、
人生を望む方向に導くために
言葉が持つ
「パワー」と、
「その恐るべき影響力」
を知り、
上手に言葉を
味方に付けることは、
私たちの人生を
より良くするための
大切な第一歩です。
意識的に、
普段の言葉を選ぶことで、
私たちは、
自身の潜在意識を
効果的に刺激し、
行動や思考、
さらには人生そのものを
変革していくことが
可能になります。
例えば、
目標を達成したいなら、
過去の経験や
現在の状況に関係なく、
「未来の経験を先取りする」
という考え方を
取り入れることができます。
成功した「未来の自分」から
「現在の自分」へのアドバイスを
することで、
目の前の問題が
「ずっと軽いもの」に
感じられるように
なるのです。
これは長くなるので
ここでは説明はできませんが、
実践心理学の手法を使った
「誰にでもできるやり方」が
あります。
また、
「できる・できない」
ではなく
「する・しない」
という言葉を使う
意識への転換も大切です。
多くの創業経営者が
「する・しない」という視点で
ものごとを判断するように、
自らが
「行動する主体」であると
いう意識を持つことで、
あなたの潜在能力を
最大限に引き出すことが
できるようになるでしょう。
あなたの使う言葉は、
あなたの「あり方」
そのものです。
言葉の「前提」を理解し、
よい言葉を意識的に使うことで、
あなたの人生は、
心から望む方向へと
スルスルと
動き出すはずです。
「言葉の力」を味方につけ、
あなたらしい素晴らしい人生を
創造していきましょう。
今回は、
私の専門分野の事例に
触れる部分が多かったため、
少し長くなりました。
あなたにとって、
クリスマスプレゼントになれば、
嬉しい限りです。
今回も
最後までお読みいただき、
どうもありがとうございました。
こうした考え方を
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