往来庵の菊地克仁です。誰にでもある「潜在能力」の引き出し方をお伝えしています。
いつも私のメルマガをお読みいただき、どうもありがとうございます。
このタイトルにあるような言葉は、「深いところにある意識」について何も知らない人が口にする言葉です。今回は、その「しくみ」と「特徴」についてお伝えします。
1.「深いところにある意識」は、否定語が理解できません。
だから、「ミスしないように…」という言葉を聞くと、「ミスすること」を頭の中で鮮明にイメージしてしまいます。無意識にその「ミス」の状態を映像化してしまうのです。
実際の行動は、「頭でイメージした(映像化された)方向」に引っ張られるので、ミスをするのです。
2.「頑張りたい」には、2つの「前提」が隠されています。
ひとつは「頑張る」、もう一つは「…したいと思う。」です。
ちょっと変な質問ですが、
「頑張る」という言葉、あなたはどんな時に使いませんか?
例えば、「趣味」や「好きなこと」に没頭して無我夢中のとき、この言葉は使いませんよね。では、どんなときに使うのでしょうか?
「本当はイヤと思いながらするとき」
「義務感でしなければならないとき」
「無理強いされて仕方なくするとき」
ではありませんか。あなたの「深いところにある意識」は、
このことを初めから知っています。
だから、「頑張りたい」という言葉の「前提」は、
「本当はしたくないけど、義務だから仕方なくやります。」
と言っているのと同じです。こんなワケのわからないことをあなたの頭に刷り込んで、本当にうまくいく行動がとれると思いますか?
さらに、その直前に刷り込まれたイメージが「ミスすること」でした。だから、こんな言葉を口から出していると、
「ミスしなくていいことまで、ミスする」
のです。自ら「ミス」を導いているようなものです。
でもこれは、「深いところにある意識」のしくみと、「言葉」との関係がわからないと、理解できないかもしれません。すぐ安易に「根性論」や「強い精神力」、「気合」とか、どうあるべきかといった「べき論」の世界に入ってしまう人もいます。
少なくとも、こうした言葉の「深いところにある意味」については、国語の時間に教わることのできないものです。
こういった言葉の持つルールを、もっと深く深く突っ込んでいくと、あなたの中に隠れている「潜在能力」を引き出すツールのひとつとして、「言葉」が使えることに気づく人もおいでになると思います。
こうした言葉の「前提」を上手に使う、ということが、
人間の未知の可能性をもっと引き出せる
ことを示唆するものになると思います。普段使う言葉を少し変えるだけで、その後の人生が大きく変わります。
私のもとにおいでなり、言葉を変えて変容していったクライアントさんを、私は何人も見てきました。
使う言葉にある「前提」がわかれば、「望ましい言葉」を誰でも簡単に使うことができるようになり、人生を変えていくことができます。
今回も、最後までおよみいただき、どうもありがとうございました。
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