いつもお読みいただき、本当にどうもありがとうございます。
往来庵の菊地克仁です。
コロナ禍が数字の上では収まりつつあるように見えます。本当にこのまま終息することを心から望んでいます。
さて、今回は先日あるボランティアをされていた女性に伺ったお話を、お伝えしたいと思います。
彼女は最貧国と言われている国々の子供たちへの救援活動をしていた時期がありました。現地に行って、子供たちにいろいろな物資を届ける仕事です。
あるとき、彼女たちが日本から美味しいお菓子を持って行き、子供たちに配ろうということになりました。現地で周りに集まってきた子供たちに、次々に手渡しているときの話です。
子供たちが我先にと手を差し伸べて、お菓子の袋を手にします。日本のお菓子なんて食べたこともないので、みんな興味深々なのです。もらった子供たちは、すぐに袋を開けて口に頬張ります。とても美味しかったのでしょう。笑顔と共にみんな満足そうです。
そんな中、彼女はある少年の行動に気がつきます。彼はその袋を握りしめたかと思うと、一目散にどこかに向かって走り出したのです。彼女は気になってその子の後をつけたそうです。
その子は近くにあったバラックの様な家に入って行きました。彼女もその後を追うように入って行きました。
そしてその光景を見たとき、彼女はなぜその少年が一目散で家に帰ろうとしたのかを知りました。薄暗い家の中で、病気の妹が寝ていたのです。
彼は、外に出られない妹のために、すぐにでも自分が食べたかったであろうもらったばかりの日本のお菓子を、真っ先に彼の妹の前に差し出していたのです。
二人で分け合って仲良く食べる姿を見た彼女は、
「経済的に貧しいからといって、心までが貧しいわけじゃない」
と痛感したそうです。
この現地でのエピソードはここで終わりです。
大変残念ですが、この逆のことはよく目にするような気がします。「経済的には恵まれている筈なのに、心が貧しい人」です。人を騙したり、利用することばかり考えたり、自分さえよければいい、といった思考の持ち主です。
恵まれている筈の先進国にも、大人だけでなく、心の貧しい子供たちはいるようです。
先ほどの例で言えば、「何度も手を差し出してお菓子の袋を自分だけたくさんもらい、他で売ってお金にする」などという姿勢などもそのひとつでしょう。この子は、自分のことしか考えていないことがよくわかります。
私も、「経済的な貧しさ」と「心の貧しさ」はまったく別なものだと思っています。
経済的には豊かな方がいいのは当然かもしれませんが、そこに「心の豊かさ」が伴ってこないと、「我利」のためだけに知恵を使って生きる人になってしまいます。残念ですが、こういった方々を多くの場面で目にすることがあります。
私はよく、
「富の連鎖」とか「豊かさの循環」
という言葉を使います。これらの意味は、「経済」も「心の在り方」も同じように、知らず知らずのうちに人々の中に広がっていくものだ、という考え方に基づいています。
どちらもじわじわと周りに伝わるのです。その後、結果としてそれなりの社会になります。様々なお国柄があるのと同じです。経済的に貧しいだけでなく、心の貧しい人の多い国もあると思います。
そして、これはとても重要なことですが、心の「豊かさ」と「貧しさ」とは、
どちらも自由に選ぶことができる
ということです。
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