生き方

実家の洪水被害で思い出すこと

いつも私のメルマガをお読みいただき、どうもありがとうございます。

往来庵の菊地克仁です。

今、未曽有の降雨量と共に日本各地が水害に悩まされているニュースを観ると、胸が痛む思いがします。経験しなかったような大規模自然災害が頻発しています。

私の実家が、大雨ですぐに氾濫する川と隣接していたこともあり、洪水の映像を観ると、今でも過去の忌まわしいできごとを思い出します。

それは、大雨による川の氾濫により、実家の地下室が水に浸かる経験をしたことです。水圧で、地下室の明り取りだった窓ガラスが割れ、あっという間の水没でした。地下室の天井にゴミが付いていた映像は今でも忘れません。

母によると、割れた窓から泥水が滝のように地下室に流れ込んできたそうです。年寄りの二人は何もすることができず、家具や電化製品、その他壁紙に至るまで全部ダメになりました。

その中で被害の最も大きかったのが油圧式ホームエレベーターでした。「お年寄りのためにホームエレベーターがあるといいですよ」というメーカーの勧めで付けたものです。

被災後、すぐにエレベーターメーカーの方々が現地視察にお見えになりました。立ち会っている両親の前で、「この状態はヒドイ!どうしようもないなぁ!」と口々に語ったそうです。

その後、油圧系統や分電盤等全部取り換える必要ありとのことで、修理費300万円の見積もりが出されました。

今回の話題はここからです。

この額は、新築当時の取付費用とほぼ同額のものでした。

私も建築関係の仕事をしていたので、知り合いの専門家に聞いてみました。「一流メーカー製で、今は1基150万円位で付く」とのことでした。技術の向上と共に、市場価格も下がっていたのです。

私は高額な見積書を出してきたこのエレベーターメーカーに対して、以下の2つの選択肢を示しました。そして、

「どちらを選んでもらってもいいですよ!」

と付け加えました。

選択肢1.現状の自社エレベーターをすべて解体して撤去する。解体・撤去費用はこちらで負担する。その後、他社の新しい機種をこちらで設置する。

選択肢2.経済的に1.の費用負担以下で対応するのであれば、引き続き修理、保守点検等を今のまま継続させる。

返事はすぐに来ました。

「2.でやらせてください。」とのことでした。

結局、最初に出された見積りの半値以下になりました。災害で途方に暮れている老夫婦に提示されたあの最初の見積書は、一体何だったのでしょうか?

因みに、どちらのエレベーターメーカーも日本を代表する超一流メーカーです(あえて実名は伏せます)。

新築当時、「ホームエレベーターは、ご高齢者に優しいですよ!」と勧めた会社が、有事の際には、その高齢者に対して、設置当時とほぼ同額の金銭負担を強いる、という手の平を返したような態度に出たワケです。どの部分が「ご高齢者に優しい」のでしょう?

自然災害を営業拡大のチャンスとばかりに、

顧客のことではなく、自社の利益しか考えていない姿勢

が明白でした。

なぜなら、高齢者夫婦が貯めてきたお金を、泣く泣く支払う以外の手段がないような交渉過程だったからです。まさに「お年寄りに優しいホームエレベーター」という笑顔の仮面を被りつつ、素人相手の狡猾な判断に基づく行為だったのです。

被災した別のお宅にも、同様の商売を仕掛けたのでしょう。何もわからずに途方に暮れている素人相手に、自社に有利な商売展開をしていたことがうかがえました。彼らにとっては、私のような人間が出てくることは想定外だったと思います。

確かにその場だけの利益を追えば、ホームエレベーター設置者という既得権を活かし、災害を利用したステキなビジネスチャンスだったと言えたかもしれません。

何かコトが起こると、その瞬間に「相手の本音」が見えることがあります。

実家の自然災害の中で、そんなことが学べた出来事でした。

今回も最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

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