いつもメルマガをお読みいただき、どうもありがとうございます。
往来庵の菊地克仁です。
先日、お目にかかった方が、いつになく疲れた顔つきで辛そうだったので、どうされたのか聞いてみました。
すると、
「最近、仕事でストレスが溜まっちゃって」
との言葉がすぐに出てきました。自分の能力を上回ることを上司から求められ、精神的に苦しいとのことでした。
私は、「そのストレス、どの辺に貯まってるんですか?」と聞いてみました。すると「どこって聞かれても・・・ただ、そのことを考えると、不安で何かこの辺がムカムカするんですよ。夜も眠れないし・・・」と胸を手でさすりました。
私が、「そのストレス、出して見せてもらってもいいですか?」と聞いたら、「そんなの、見せることができるようなモノであるワケがないじゃないですか!」と返してきました。
「そうでしょう?モノがあるワケじゃないのに、如何にも何かモノがあるように言ってますよね!大きな鉛の塊が身体の中に溜まってきたってワケじゃないんでしょう?」と私。「でも精神的に辛いので、身体の中に余分なオモリがあるみたいなもんですよ。」と彼。
彼は、職場でより高度なものを求められ、それを乗り切れるかどうか不安になり、その状態をストレスとして受け取っているのです。私から次のような話をしました。
「あなたが社内で次の段階に進むために、自分の能力以上と感じているコトが、ちょうど目の前に『踏み台』として提示されたとしましょう。だからその『踏み台』は、『これを降り超えれば次に行けるぞ!』という答えを、わざわざあなたに教えてくれているのだ、と考えたら、その踏み台についてどう思いますか?」
「次に行くためのステップですかね」と彼。
続いて「そう考えると、それはストレスじゃぁないですね。自分にとって大事な課題を、今の私に教えてくれているものですね」という言葉が彼の口から続きました。
彼の言葉からわかるように、彼自身の中にあると考えていた「モノ」が、実は解釈や言い方次第で、その価値がまったく変わってしまったことを示しています。
できれば避けたいと考えていた「モノ」が、将来の目的に向かうためのスキルとして、身に付けておいた方がいい「コト」に変わってしまったのです。
ここで大切なことは、私からこの方に、
慰めの言葉も励ましの言葉もかけていない
ということです。
私のしたことは、ただ簡単な言葉でこの方が当たり前と信じ込んでいた視点を少し変え、その解釈の仕方を変え、とらえ方の姿勢を変えただけです。これだけで、負担と感じていた「モノ」が、モチベーションを生む͡「コト」に変わってしまったのです。
これが
「言葉の力」
です。昔から言葉が「言霊」といわれる所以です。
使う言葉で人はいくらでも変われます。何の気なしに口から出る言葉が、よりよい人生を引き寄せることもあります。こんな簡単で便利な道具を、もっともっとみんなで使いこなして、幸せな生き方につなげていきたいですね。
今回も最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。
- 「今までいろいろな心理学を学んだが実践できない!」
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