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往来庵の菊地克仁です。
先日ある方とお話をさせていただいた際に、資格の話になりました。その方は、ある資格取得に向けて日々勉強をされているそうです。
彼との話の中で、改めて「資格」について考える機会をいただきました。
「資格」は入れ物です。
例えて言えば、何か大切なものを入れる「壺」です。
ポイントは「その壺の中に何が入っているのか?」というその中身が問題です。壺は、その大切な中身を入れるためのもので、壺をいくら見せられてもあまり意味はないでしょう。
ところが世の中には、自分の持っている壺の話から始める人が結構います。
こちらが何も聞いていないのに「私は○○でして・・・」とすぐに資格名を言う人です。
もしも、その資格に勝る知恵や経験があったら、つまり中身の方が外見の壺よりも価値が高いとわかっていたら、入れ物の壺の話からするでしょうか?
例えば、10万円の壺を持っている人がいます。とても高価な壺です。その中に100万円する高価で特別な蜂蜜がたっぷり入っているとします。
このとき、この人は「壺」の話からするでしょうか、それとも「中の蜂蜜」の話からするでしょうか?
中身が2千円の蜂蜜だったら、きっと10万円の壺の話からするでしょう。
名刺にさまざまな手持ちの壺の名称を入れている方もいます。これが悪いと言っているのではありません。いろいろな壺を持っていることを示す意味では、とても価値があることだと思います。
ただ、壺の中に興味のある人にとっては、大した価値はないかもしれません。
壺を持つ人は、
「何を入れるためにその壺を持ったのか?」
「その中身は何なのか?」
「その壺の中身は他と何が違うのか?」
ということは、常に問われると考えた方がいいと思います。高価で希少な壺であればなおさらでしょう。
話は少し変わりますが、
資格とは、基本的に2種類あります。
「国家資格」と「民間資格」という分け方もありますが、「業務独占資格」と「名称独占資格」という分け方もあります。
例えば、弁護士、医師、税理士、公認会計士、建築士、薬剤師などは「業務独占資格」です。この資格を持っていないとその業務ができません。
中小企業診断士、キャリアコンサルタントなどは「名称独占資格」です。この資格を持たなくても同じ業務を行うことができますが、「この名称は使えませんよ」ということです。
ただ、どちらの資格にしても「入れ物」であることに変わりがありません。
だから、その資格以上に中身がないと、「壺を持っているだけ」と相手にわかった時点で話は終わります。「その資格試験のバーを、一度は超えたことがあるということですね!」ということ以外、何もありません。
「この資格を持つ私って優秀でしょう?」と暗に自慢する人もいますが、これは論外なのでここでは触れません。これは資格に限らず、学歴なども同じだと思います。
高価な壺を持っていればいる人ほど、その壺よりもはるかに高価で価値ある中身をもって、世の中のために役立てていって欲しいと思います。
今回も最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。