往来庵の菊地克仁です。
いつも私のメルマガをお読みいただき、
どうもありがとうございます。
先日、
「どう見ても美人なのに、
どうして全然魅力を感じないかなぁ？」
という人がいました。
そのとき、
「顔」と「顔つき」って、
同じようなことを言っているようで、
「このふたつは全然違うことだ！」
ということに、
改めて気づかされました。
「顔」の形やつくりは、
ほとんどが親が作ったものですね。
代々伝わる遺伝子の影響で、
その人固有の顔になっているわけです。
ある意味、
「先天的」なものと言えますね。
一方で「顔つき」は、
「目つき」や「話しぶり」、
「顔の表情」、
「歪めた顔」などと、
いろいろありますが、
いずれにしても、
その人の生活の中で身についてきたもの
だと思います。
これは、
「後天的」なものと言えるでしょう。
社会人生活も長くなると、
そのふとした相手の「顔つき」から、
何となく、
その人の本質的なものを
垣間見てしまった、
と感じることなどもあります。
「顔つき」はその人の、
「心の内面が外に染み出したもの」
という表現をしてもいいと思うぐらい、
顕著にあらわれるものだと感じます。
だから心に表裏のない幼児は、
「顔」も「顔つき」も同じになります。
徐々に大人になるに従って顔つきが、
変わってくる人もたくさんいます。
私の経験でも、
男女の差に関係なく、
顔の形は好きなんだけど、
会話の中で見せる目の動きや、
話すときの口の歪め方、
ものの言い方など、
「どうも好きになれないなぁ…」
なんて感じたことがあります。
いわゆるそのときの「顔つき」に、
無意識の中で、
違和感を持つのでしょう。
「なんかなぁ…イマイチなんだよなぁ」
といった印象です。
これは、
特にこうしたポイントが、
ほとんど「明確ではないところ」が
面倒なところです。
人によって、
その感じ方も違うようです。
ここで、
誰でも「顔つき」をよくする方法
についてお伝えしたいと思います。
それは・・・とにかく、
「自然な微笑みを忘れないこと」
です。
あなたの笑顔に、
悪い印象を持つ人はいません。
逆にここであなたが、
ある人のことを思い出す時を、
考えてみましょう。
今、
具体的に、
どなたかを思い浮かべてみましょう。
その人の顔を思い浮かべたとき、
・その人は笑顔ですか？
・それとも眉間にシワを寄せて、
難しそうな顔をしていますか？
・何か不愉快そうな顔をしていますか？
・お怒りモードの顔でしょうか？
この質問は、
実は、
あなたのことを、
他の人が思い出した時の印象と
まったく同じものになります。
あなたは、
どのような印象を残す「顔つき」で、
他の人の記憶に留まりたいと思いますか？
ここが笑顔で人に接することの
大切な部分なのです。
ここで私の昔の苦い経験をお話します。
私が以前務めていた会社で、
夜遅くまでの残業中、
部下と話をしているときです。
偶然私は、
オフィスの窓ガラスに映っていた
部下と話しをしている自分の顔が
目に入りました。
そのときの私は、
何という形相で、
その部下と話をしていたのでしょう！
私にとっては、
とてもいい経験というか、
強烈な教訓でした。
私は決して、
外に向かって「愛想笑いをしろ」と
言っているのではありません。
「素直な笑顔」になるためには、
心の中も「素直な気持ち」がないと、
とても難しいものになります。
「つくり笑い」という言葉がありますが、
こればかりやっていると、
それこそ「顔つき」そのものが、
つくり笑いが当たり前の顔に、
徐々に変わっていきます。
やがて誰も、
その人の笑顔を信用しなくなります。
素直な自分を出さないようにしているので、
どんどん顔つきも変わってくるのは、
当たり前です。
究極的に言えば、
素直な心を持って、
自然な笑顔の似合う人生を選ぶのか・・・
それとも、
内面と違う「顔つき」を演じ続けて、
偽りの人生を選ぶのか・・・
ということになるでしょう。
ここから先は、
その人の人生なので、
どちらを選ぼうと本人の自由です。
ただ、
こうしたことを知った上で、
やむを得ない状況の中で、
どちらかを意図的に選んで行動するのと、
知らずに無意識でやってしまうのでは、
本質的に大きな違いがある
ということは、
知っておいて欲しいと思います。
今回のメルマガも、
最後までおよみいただき、
どうもありがとうございました。
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