いつも私のメルマガをお読みいただき、どうもありがとうございます。
往来庵の菊地克仁です。
営業活動について知り合いと話しているときに、数年前、私がある会合に参加したときの思い出話になりました。
名刺交換の際に初対面の女性から、「私、こういうセミナーを主催しているんですよ。今度、是非ご参加されたら絶対いいですよ。如何ですか?」と強いお誘いを受けました。
「誰かれ構わずにしているいつもの営業トークだろうなぁ…」と感じた私は、「へぇ~そうですかぁ」などと適当な相槌を打ちながら、黙って聞いていました。
ガツガツとした自己PRが終り、私が顧客にならないとわかると、彼女は「またよろしくお願い致しま~す」と笑顔でその場を離れ、さっさと次の方と名刺交換をして、また同じ話をしていました。
会合が終わった後で、同じ会場にいた知り合いに「こんな人がいたよ」と話したら、「それ、○○さんでしょ?」とすぐに答えが返ってきました。
驚いた私に、さらに、
彼女は、「買って買っての○○さん」
って、みんなから呼ばれている人だよ、と教えられました。実は彼女は有名人だったのです。知らなかったのは初対面の私と、本人だけのようでした。
こういう人、あなたの周りにもいませんか?
ブレーキとアクセル両方を力一杯踏んで、エンジン音を唸らせながら、煙をモクモク出して、一向に進まない車のようです。
彼女に対するこの冷たい嘲笑とも取れるこうした表現を聞いたとき、私は彼女のことを「本当に可哀そうだなぁ・・・」と感じました。
彼女は、名刺交換のたびに同じトークを繰り返し、相手に同じような印象を与え、益々自分の信頼を失う活動を続けているのです。私はとてもわびしい気持ちになりました。
恐らくこの方法では、なかなか良い結果につながらないので、
この対応を益々やり続けるのでしょう。
本当に、哀れ(と言うか喜劇的)な行動ですが、本人は大まじめなのです。過去にこの方法で、利益をもたらしてくれたお客さんがいたのでしょう。
昔から、「他人のフリ見て、我フリ直せ」という諺があります。彼女は、この言葉の意味を、私に再認識させてくれました。
自分のしていることは、「自分では見えていない」ということ
がたくさんあるように思います。
「冷静かつ的確に、愛情をもって指摘してくれる友を持て」
と言いますが、本当だと思います。相手のことを本気で考えなければ、言いにくい指摘などは、なかなかできるものではないでしょう。
「自分は憎まれ役になってもいいから、言うべきことは言う!」という友達をたくさん持っている人は、本当に幸せ者だと思います。
こういう友を身近に置くことができる環境を創りだすのは、結局は「自分しかない」と思います。誰もこうした環境を、あなたのために創ってはくれません。
たまたまその場に居合わせた彼女の言動から、本当に多くのことを学ばせてもらいました。
私自身もセミナー等を開催しているため、反面教師となる典型的なできごととして、貴重な体験ができたと感じます。感謝です。
なおその後、残念ながら彼女にお会いする機会がなく、そのままになっています。その後の彼女の消息も耳にしていません。
今回も、最後までお読みいただき、どうもありがとうございます。
- 「今までいろいろな心理学を学んだが実践できない!」
- 「潜在意識については知っているけど、使えない!」
- 「もっと自分らしく生きる世界がある筈だが、わからない」
- 「私はこんなもんじゃない筈だ!」
- 「もっと新しい自分に変えていきたい!」
- 「もっと自分を好きになりたい!」
このような方を対象に、オンラインセミナーとオンラインorリアルの個別セッションの2ステップで、潜在能力を引き出す方法をお伝えします。
不器用な人でも2日間で
【成功体質】になれる体験セミナー
人間であれば誰もが持っている「自分だけの潜在能力」を引き出し、
1. ビジネスと私生活を両立しながら
2. 人間関係に悩むことなく
3. 目標や願望を実現できる
そんな“最高の人生”を送る方法とは?
※別途個人セッションを含むプログラムのため、ご参加いただける人数が限られています。興味がある方は、今すぐ席の確保をお願いいたします。