生き方

母の介護が始まりました。

往来庵の菊地克仁です。

いつも私のメルマガをお読みいたっだき、どうもありがとうございます。

3週間前に92歳の私の母が、2ヶ月間の入院暮らしから退院して、自宅に戻ってきました。

医師からは、お母さんは

「もう、お1人での生活は無理ですよ」

と告げられました。車いす生活が始まり、女房と一緒に西荻窪にある実家での3人暮らしが始まりました。

痴呆症が進んでいた父のときは、介護をしていた母が、老々介護状態で限界になったことから、早々に施設にお世話になりました。

従って今回は、女房と二人、介護については

初めての経験ばかりです。

お世話になっているケアマネージャーさんのお陰で、訪問看護師さんが、朝9時と午後1時、夕方5時に来てくれるようになりました。本当に助かります。私は仕事に出ているため、女房の負担を少しでも軽減させたいと思います。

女房は、毎日、ボケてしまった母から同じ話を何度も何度も聞かされ、初めて聞いたようにうなずき、相槌を打ちながら会話をしています。そんな女房には、感謝の気持ちで一杯になります。「実の母親」という意識のある私には、とても難しいことです。

また西大井から西荻窪に移転してきたことで、オフィスが遠くなり、通勤時間も倍になりました。

こうした生活の変化が、毎週1回ほぼ定期的にお届けしていたメルマガを、不定期にしてしまったようです。不思議なもので、ちょっとした環境の変化でしかないのに、どんどん思い浮かんでいたメルマガ内容が、ここにきてピタッと止まってしまいました。気が散ることや、負担と感じることが増えたのでしょう。またこの生活に慣れてくれば、それなりに戻ると思います。

こんな身の回りの環境の変化について、次のようなことを考えました。

1.これからは、今まで十分とは言えなかった親孝行の最後の仕上げになるということ。

2.嫌な顔一つせずに対応してくれる女房への感謝の気持ちが一層強くなり、この環境変化からの学びが、我々夫婦にもプラスになるということ。

3.増えた通勤時間を有効に使うことを考えるチャンスになったこと。(早速ヘッドフォンを買って、今まで落ち着いて聴けなかった方々の講演やセミナーを、往復の移動時間に聴くようになりました。)

4.母はボケてはいますが、まだ私のことも女房のこと、孫たち、ひ孫たちのことはわかる状態です。そんな状況なので息子夫婦が、家族を連れて毎週車で遊びに来てくれることになりました。家中を走り回る孫たちで大騒ぎになります。母親が疲れるかと心配したのですが、喜ぶ笑顔が増えるので続けることにしました。

5.今後、こういった介護の必要な高齢者が、「自身の意思に関係なく」増えていくことを、身をもって体験できることに感謝しています。また来て下さる介護従事者の方々には、感謝の気持ちで一杯の毎日です。

こうした状況は、いずれ私も同じだと思います。「頭も身体もどちらも健康」のつもりでいても、いずれ経年劣化と共に、どちらかが先にダメになることは自然なことです。

私は、ボケた人の方が、本人にとっては幸せな状態だと思います。それだけ天国に近づいているようなものです。介護する周りは大変ですけど・・・。

反対に、意識がハッキリして身体が自由に動かない、というのは、本人もとても辛いのではないでしょうか。

「自分のやりたいことや好きなこと、ライフワークをどんどんやり続けて、『ああ、今日は少し疲れたな。先に休むよ。』と家族に言い残して床に就き、翌朝起きて来なかった、なんていう人生、最高だな!」なんて感じます。

まだまだ我々夫婦の経験はたったの3週間なので、介護のプロから見れば本当に初心者レベルでしょう。

でも、

「これからの人生、どう過ごしていくか?」

などと考えるよい機会を、母親からもらったと思っています。

今回も最後までおよみいただき、どうもありがとうございました。

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