往来庵の菊地克仁です。
いつも私のブログをお読みいただき、どうもありがとうございます。
先日ある学習塾の先生とお話をしているときに、その方がつくづく「私は学校の先生にならず、塾の教師になってよかった」と言っておられました。
そのワケを聞くと、今の学校教育の現状について耳を疑うような内容の話が出てきました。
一言で言えば、生徒の画一化、平均化、標準化、全体主義といった精神が根底にあり、多くの教師がその実現化に尽力している(させられている(?))ようです。
そんな話を耳にした後、たまたま街を歩いているとタイ焼き屋さんが目に入りました。
その前で立ち止まり、タイ焼きを焼いているところを眺めているうちに、次のような情景が頭に浮かんできました。
ここに普通のタイ焼きが10個あります。
どれも均一でアンコの量も同じ、大きさも同じ、どれをとっても同じ味です。とくに一つ一つに個性は求められていません。
個性はむしろ全体の調和を乱すもの、あるいは提供者側の品質管理能力を疑われてしまうものとなるため、不良品として自動的に排除されます。従って、お客様には同じものがキチンと提供されます。
こうした考え方が敗戦後75年間、日本で行われてきた教育の原点にあったように思います。
実際には、国民全体の底上げをする意味で、とても必要なものだったことは事実だと思います。全国民の識字率なども、世界に比べて日本は非常に高いレベルにあります。
今でもこうした教育体制が必要とされる国々は世界中にたくさんあるでしょう。
こうして出来上がったタイ焼きくんたちが10人集まれば10倍の力を発揮します。優れたマネジメントによっては、12倍、13倍の力を発揮するかもしれません。
一方、
ここに別のタイ焼きが10個あります。
アンコたっぷりで皮の薄いもの、アンコはおなかの部分だけのもの、大きさが半分のもの、中のアンコの甘さが違うもの、アンコの豆の種類が違うもの、皮もアンコも2倍の量でこれ一個あればおなか一杯になるようなもの、等々、それぞれに個性豊かなタイ焼きくんたちです。
こうして出来上がった10人のタイ焼きくんたちが集まって、各個性を持ち味として活かし合うことができる場があったとしましょう。
この10人は、20人分、30人分の力を発揮するかもしれません。
それぞれの個性をもっと活かすことで、彼らはさらにその上、何倍もの力を発揮するかもしれません。
これが人の集まるコミュニティ本来の価値だと思います。さまざまな人たちが集まって、新しい価値を創造することだと思います。
一方で、マネジメント側が一々面倒くさいので、一定基準を満たした同じタイ焼きくんがいい、という考え方もあります。
これは、それぞれのタイ焼きくんの個性を伸ばすことより、マネジメントする側のことに軸足を置いた考え方です。残念ながら、学校教育を初め、多くの組織がこのスタンダードで動いて、今の日本社会の基礎をなしているように感じます。
私たちは、この画一化されたタイ焼きくん人生を、いつまで続けるのでしょうか?
そのいい面は残しつつ、次の段階に進むことはできないのでしょうか?
私のセミナー受講生の皆様には、
「自身の個人特性を知り、それを強みとしてどう活かすかを考ることが先だ!」
といつもお伝えしています。
個人特性に良いも悪もありません。
もしも「悪い」と考えていることがあるとすれば、それは過去に、本来出すべきでないところでその個人特性を出してしまっただけのことです。それがトラウマになってしまっている人もいます。
顔や身体と同じように誰もが違います。それぞれが違うものを持っているので、みんな同じでなくて当然です。
その違いを活かし合えるような社会を創っていきたいと思っています。
そのためには私は、誰にでもある潜在能力の引き出し方をお伝えしています。今回も最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。
- 「今までいろいろな心理学を学んだが実践できない!」
- 「潜在意識については知っているけど、使えない!」
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