いつもお読みいただき、どうもありがとうございます。
往来庵の菊地克仁です。
先日、ある経営者の方と仕事のお話をしながら、たまたま私の好きな鉄道の話題になりました。その中で、列車の編成と組織形態について共通するイメージが湧いたので、今回は少し触れてみました。
これはあくまでイメージなので、今後もう少し明確にしていきたいと思っています。
「機関車型組織」と「電車型組織」
からわかる組織運営の特徴。
「機関車型」とは、強力な牽引力を持つ機関車が先頭に立って、客車を引っ張っていくイメージです。2両目以降は客車なので牽引力はなく、すべてはこの機関車次第です。
客車は黙って追従していればいいだけです。機関車に文句を言えば、途中で切り離されて終わります。
「電車型」とは、動力車が分散されて配置されているイメージです。例えば15両編成の東海道線であれば、途中に4両ぐらいの動力車を何輌かごとに置いて運転されます。
列車の中に組み込まれた動力車は、前の客車を押し、後ろの客車を引っ張っているワケです。
さて、あなたのいる組織はどちらの形に近いでしょうか?
それぞれに次のような特徴があり、どちらにもメリットやデメリットがあるように思います。
「機関車型組織」
機関車が強力な牽引力を持っていれば、どんな線路でもこの機関車が先頭に立って客車を引っ張り続けます。ワンマン社長のイメージです。この牽引役の機関車の調子のいい時は快調です。どんどん前進します。でも調子が悪くなると列車は動けなくなり、いきなり存亡の危機に陥ることになります。
「電車型組織」
動力車同士が協力して力を出し合って運行が実現します。例えその内の1輌の調子が悪くなっても、他の動力車と力を合わせて走り続けることができます。動力車を見分けるのはパンタグラフの有無だけで、その他の外見は同じです。乗っていると、どれが動力車なのかは、わからないかもしれません。
さらには両者の折衷型もあるかもしれません。
それは、強力な機関車が先頭を走り、後続車にも何輌かおきに動力車が入っており、総力を出して走ることで、他よりも早く、効率的に力強く前進する列車です。
先頭車輌と共に多くの動力車が推進役となり、その列車全体の強さを示すものになります。
実際の電車は工場で作られたままの編成です。
でも組織の場合、動力車になりたいと思えばなれる道がいくらでもあります。普通の客車がやがて動力機能を持ち合わせた車輌に変身するのです。そんな組織が、社会の中でじわじわと力を付けて前進していくのだと思います。
列車の中に分散している動力車の役割は、推進すること以外に、
1.やる気さえあれば、客車でも動力車になれることを示すこと。
2.それが実現化できることを客車に教えること。
3.列車が一丸となって目的に向かって邁進する場を作ること。
だと思います。全車両が動力車になったら、こんなに力強く前進する列車はないでしょう。
一方、機関車型は黙ってついてくるだけの客車を何輌引っ張っていても、列車が長くなるだけでパワーアップにはつながりません。引かれている客車も、自ら動力車になる気は毛頭ないでしょう。客車は客車でしかないのです。
同じ方向を向いた動力車を何輌持つか、どうやってそういう動力車を育て続けるかが、列車が長くなればなるほど大きなテーマになると思います。
私は、個々人の中にある潜在能力を引き出すことで、単に引かれるままの意識でいる客車を、自発的に推進する動力車に変容させるお手伝いをしています。
社員を「人材」ではなく「人財」として活かす方法です。
今回は、映像をイメージして文章を書き始めたため、内容が少し伝わりにくかったかもしれません。最後までお読みいただき、本当にどうもありがとうございました。
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