生き方

「みんなもそう思うでしょ?」の危険なワナ

あなたは、何かを共同で作業したり、仲間で何かをしているとき、自然と次のようなことを考えませんか?

「これって、みんなはどう思うだろう?」

「みんなに褒められなかったら、それは失敗したと同じだ!」

「こう言ったら、他の人から変だとは思われないかな?」

こうした言葉は、周囲との人間関係に影響されている姿勢のあらわれと言えるでしょう。我々が社会性とか集団行動を重視する生き物だという基本姿勢を物語るものです。

世の中で、みんなと同じなら安心、みんなと違うと不安、といった心理状態に発展することもあります。

つまり、周りと違っていることや、誰もやっていない新しいこと、みんなと比べて変わったことはできるだけ避ける、という発想の原因となる部分でもあります。「普通がいい」という表現に代表されるような姿勢かもしれません。

世の中には、人の目や周りの評判ばかりを気にしている人が結構いることに気がつきます。それは必要以上に、

自分をもっとよく見て欲しい、理解して欲しい、評価して欲しい!

という気持ちのあらわれであることもあるようです。

こうした姿勢のメリットとデメリット

メリットとしては、自分だけが孤立したり、危険な目に合うようなリスクは少なくなり、みんなと一緒、という安心感や安堵感が得られるという点があげられます。

「赤信号、みんなで渡れば怖くない」状態です。

さらに、何かに迷っても、同じような発想の人は周りにたくさんいるので、相談が簡単にしやすい、ということも大きなメリットでしょう。

みんなと一緒になって快適に、そして安全で安心と感じる環境です。

デメリットとしては、周りの環境や従来からの価値観に縛られ、自由な動きが取りにくいことが挙げられます。

人のやっていない新たな冒険や発見、自分のやりたいことへの革新的なチャレンジはしにくくなる、ということです。

もしも人目を気にせず自分の好き勝手にやれば、「調和を乱す変わった人」というレッテルを貼られてしまうかもしれません。

みんなと一緒がいいと考えている人にとっては、これは大きなデメリットになります。だから出る杭にならないように、みんなと一緒に同じことをする、という道を選ぶわけです。

世の中の最先端を突っ走っている人

こういった方々は、この多くの方々がデメリットと考えていることを逆に活かして、新たな発見や学びにつなげている人です。

企業などでも、

「役員全員が賛成したら、その企画はやめておけ!」

と言う経営者もいるくらいです。

役員みんながいいと言うことは、他にいくらでも同じようなことを考える人がいるということなので、ここは敢えて自分たちはやめておこう、ということです。

こうした判断をする方々は、自分の価値観に従ってものごとを決めて行動することを日常的にやっています。

その程度が過ぎると、社会から奇人・変人扱いされるようなこともあるでしょう。

私はここで、「だから、こちらの姿勢の方がいいですよ!」などと、どちらかを推奨するようなことをお伝えしようというのではありません。

ここで大切なこと

こういった2つの考え方について、以下をお伝えしたいと思います。

1)自分もいつかどこかで、この2つの考え方の分岐点に立つことがあるということ。

2)そのとき、どちらを選ぶのも自分の自由だということ。

を知っておいてくださいね、ということです。

片方の道しか知らずに、自らを殺して周囲との調和に気を遣ったり、他者とのスピード競争に明け暮れる人生を送るのもひとつの生き方です。

両方の道のことを知った上で、自分の生き方を自分で選択して、自分らしく生きていくこともできます。(私はこういった姿勢を推奨していますが、人それぞれだと思います。)

誰にでも、その人の得意とする分野、興味のある世界、大切にしたい想いがあると思います。

そしてその場の状況や環境によって、考え方が変わることもあるでしょう。それはどちらでもいいのです。

例えば、その都度、周囲のみんなの考えや意見を聞く必要がある自分で思えば聞けばいいし、聞く必要がないと思えば聞かなければいいだけです。

大切なことは、そのとき、

「自分は何のために、そして、どこに向かって行動しようとしているのか?」

ということをキチンと知っているかどうかです。

そうすれば、目的に応じて、他の人の話を聞いたり聞かなかったり、ということを自由に選択することができます。

この自分の目的がハッキリしている人は、他の人の意見や考え方を常に冷静な姿勢で受けとめ、情報として理解することができます。

こういう方は、たとえ反対意見でも人の話をよく聞く姿勢を身につけているので、謙虚な人、寛容な人などと賞賛されることもあるかもしれません。

誰だって、自分の目的にまったくそぐわない話題だと、聞くフリだけして、途中からまったく話の内容を聞かない、といったこともなどもあるでしょう。

こういった思考や行動は、みんなと一緒になって考える、ということではなく、あなた自身が自分の中にある基準で決めることです。

この目的となる部分がハッキリしていないと、話す相手の考え方や意見、相手の立場やパワーによって、あなたの思考が前後左右にブレてしまうでしょう。

今、コロナウィルスがつくり出した新たな社会環境の変化によって、簡単に人に会うことは依然として難しい状況にあります。

この状態を、

「これはこれで、自分なりの判断に従って行動するいいチャンスだ!」

と考える人もいれば、

「以前のように気軽に人に会えず、自分だけがみんなと違っていないか不安だ!」

と考える人もいると思います。

さて、あなたはどちらでしょうか?

そして、これからの自分の将来、どちらの生き方を選びたいと思いますか?

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