個人特性

大人と子供の間で起こった興味深い関係(プラス効果)

いつも私のメルマガをお読みいただき、どうもありがとうございます。往来庵の菊地克仁です。誰にでもある「潜在能力」の引き出し方をお伝えしています。

今回は潜在意識に関する話題です。同じ原理原則に則ったテーマを2回に分けてお伝えします。今回は「プラス効果」次回は「マイナス効果」についてお伝えします。

外国の小学校で、実際にこんな実験が行われました。

心理学者たちが「1年後に学力が伸びる生徒たちを見分けるテストがあるので、協力して欲しい」と小学校の先生に相談をしました。

このテストを生徒たちが受ければ、1年後にその生徒の学力が伸びるかどうかが、事前にわかる、というものでした。そして本当にそのテスト結果が正しかったかどうか、1年後にその確認にも来ます、というのです。

あるクラスでこのテストをすることになりました。心理学者たちがこのテスト結果を検討しているときに、担任の先生が部屋に入ってきて、尋ねました。「本当にこのテストで、学力の伸びる子がわかるんですか?」「ええ、結果は明白に出ましたよ!」と学者たちは答えました。

その結果を知りたがっている先生に、「ひとつ約束してくれれば、どの子なのか教えますよ」と学者たちは言いました。その約束とは、「この結果を絶対に他言しないこと。特に生徒本人とその親には決して伝えないこと」ということでした。先生が確約すると、彼らは「1年後に学力が伸びるのは、Aさん、Bさん、Cさんですよ」と先生に告げました。

その1年後、彼らが学校に来て、その結果を確認することになりました。確かに予想通り、Aさん、Bさん、Cさんの学力が、飛躍的に伸びていたのです。先生は、1年前のテスト結果とおりになっていたことに感激し、「簡単なテストだけでどうしてそんなことまでわかったのか?」と尋ねました。

すると学者の中のひとりがこう言いました。

「この実験は、実は生徒たちに対する実験ではなかったのです。1年前のテスト結果の中で、我々はその成績に関係なく、任意にAさん、Bさん、Cさんを選んで、あなたに告げました。あなたは無意識の中で、この3人に対する見る目が変わったのでしょう。そのあなたの中に生まれた新たな期待に、各自が応えようとした結果なのです。」

この先生は、この生徒3人に対して、言葉に出したり、態度を変えたりした記憶は一切ありませんでした。が、1年前の学者たちの言葉を信じた先生は、意識の深いところで「この3人の生徒は優秀で、やがて学力が伸びる子たちなんだ!」と確信していたのです。

その期待とも取れる先生の想いが、そのまま子供たちの深いところにある意識に伝わり、無意識ながら生徒たちは、その先生の期待に添うように応えたのです。

「親や教師が心の底で期待する姿を、子供はそのまま演じる」

ということです。

親や教師が、

「この子はダメだ!」「ウチの子はバカで…」

と思っていれば、その期待に添うように子供は演じ、

「この子には優れた才能がある」「思いやりのある素晴らしい子だ!」

と思っていれば、その期待に添うように子供は演じるのです。

やがて、そういう子供になります。

今回は、大人(親)の期待をプラス方向に活用する方法をお伝えしました。何気ない会話の中で、逆にマイナス方向に使ってしまっていることもあります。

次回は、マイナスに使ってしまっている期待を、プラスに変えることで、子供はいくらでも変わっていく、ということについて触れていきます。具体的には、不登校のお子さんをお持ちの親御さんにとって、解決策の参考になれば嬉しいと思っています。

今回も、最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

 

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