生き方

中村医師が亡くなって4年が経ちました。

往来庵の菊地克仁です。
いつも私のメルマガをご覧いただき、
どうもありがとうございます。

4年前の今日、
あの中村哲医師が、
アフガンで銃弾に倒れました。

あの中村医師の事件を思い出すと、
いつもある想いが
心の中に湧いてきます。

普通の医者に、
こんな質問をしたら、
どう答えるでしょうか?

質問:「あなたの職業は何ですか?」
答え:「私の職業は医師です。」

質問:「ではあなたのお仕事は何ですか?」
答え:「だから医者だって
    言ってるじゃないですか」

これが通常のやり取りだと思います。

勝手な想像ですが、
中村医師は
きっと以下のように
答えたのではなかと思います。

質問:「あなたの職業は何ですか?」
答え:「私の職業は医師です。」

質問:「ではあなたのお仕事は何ですか?」
答え:「はい、私の仕事は、
    このアフガンの多くの人たちが
    健康になるサポート役です。」

上記の中村医師の言葉は
私の勝手な想像ではありますが・・・

彼は医師として、
アフガンに入った後に、
いくら薬を与えても、
多くの方々が健康にならないことに
気がつきます。

窓の外に広がる
アフガンの土漠地帯を眺めながら、
必要なのは医療だけではなく、

まずは、
「食だ!」
「自給自足のできる環境づくりだ」
と彼は気がつきます。

なぜなら、
肥沃な土地があれば
食料となる野菜や穀物類が育ち、
食生活が安定します。

そのために必要なこと・・・
「それは灌漑(農業治水)だ!」
という確信のもと、
現地で新たな行動に出ました。

 

「仕事」とは、
本来の「目的」であって、

「職業」は、
その目的を達するための「手段」
だと私は思っています。

だから、
「いい大学に入ること」
「いい会社に入ること」
「いい資格を取ること」
「いい相手と結婚すること」
「高級車を買うこと」

などといったことも、
すべて、
何らかの「目的」を達成させるための
「手段」だと言えます。

ですが、
この「目的」が不明確なまま、
あるいは、
「目的」を持たないまま、
こうした「手段」だけを
満たそうとすると、

いつまで経っても、
「もっと、もっと・・・」
という欲望に
突き動かされるだけになります。

「もっともっとのドーパミン」
と言われるように、
快感を得られる脳内ホルモン物質を
出し続ける人生を
無意識に追うようになります。

残念ながら、
そういった方々を、
普段でも目にすることもあります。

先ほどのアフガンの例であれば、
中村先生は、
「医師という職業的な立場」を
利用して、

現地での大きな社会貢献活動を
目的として、
自ら率先して活動されたのです。

こうした「目的」と「手段」の
取り違いは、

我々の周りでも、
至るところで
見ることができるように感じます。

高学歴者は、
それだけで、
世の中の「勝ち組」になった
気分になる、
などといったことも、
一部にはあるようです。

「社会の中では、
なかなかそううまくはいかない」
ということは、
既に多くの社会人の知るところです。

例えば、

「何のために私は今、これをしているんだろう?」

という自分への質問だけでも、
自分の中に「新たな発見」が
あるかもしれませんね。

今回も最後まで
私のメルマガをお読みいただき、
どうもありがとうございました。

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