個人特性

才能ってどんなところに隠れている?

往来庵の菊地克仁です。

いつも私のメルマガをお読みいただき、どうもありがとうございます。

突然ですが、「才能と聞いて何を考えますか?」と聞かれて、どんな答えが浮かびますか?

特異な思考やセンス、もって生まれた身体能力、人とかけ離れた知性や感性、長年努力を積み重ねて磨かれていくものなどなど・・・いろいろなイメージが湧くかもしれません。

私は単純に考えて、努力しなくてもできることだと思っています。

もう少し詳しく言うと、

本人が「努力と感じることなくできること」

です。

こう感じて行動できるのは、その人の中にその才能の「芽」がある証拠だと思っています。

大きな成果を上げた後で、「こんなこと、本気になれば誰にだってできますよ!」と言う人がいます。この言葉を吐く人は、実は2種類いるのです。

 1.自分の優位性を知りつつも、謙遜して言っている人

 2.本当に本気になれば誰にでもできると思っている人

1.はその本音がわかると高慢で嫌な感じがしますが、才能に開花するかもしれない自分の中にある「芽」を知っている人です。常日頃から、どうしたら強みとして磨けるかを考えていると思います。

2.は、自分で誰にでもできると思っているので、その能力を磨こうとはしないでしょう。才能として伸ばせるチャンスを自ら刈り取ってしまう人の考え方です。

一方で、「才能とは、日々努力して磨くもの」という考え方があります。

これは本当でしょうか?

「努力」という言葉を考えてみてください。これは喜び勇んでするときには使わない言葉です。裏返して言えば、「努力して磨く」とは、「義務感や嫌々感をもって仕方なく磨く」ということです。

将来才能として開花するかもしれない自分の能力に対して、「仕方なく磨く」という姿勢はありえないでしょう。だから才能とは、「努力と感じながら磨くものではない」のです。

同じことをするにしても、自から「努力」とは感じることなく、当然のように、そして楽しそうにする人がいます。この人には、その分野での才能の芽があると思います。当たり前過ぎて、本人が気がついていないこともあります。

自分自身と同様に、他の人の行動を見ながら、「これって才能の芽があるな!」と感じたら、本人に告げてあげる気持ちをいつも持っていたいと思います。

そのことで、その人が、

自分の才能に気がつくチャンス

を得るかもしれないからです。

本日も最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

◆追伸 私の講座の受講生の方が、「株式会社往来庵 菊地克仁さんに聴く」という小冊子(41ページ)を作ってくれました。私のインタビューをもとに執筆され、A4の3つ折りサイズ(縦型ポケット版)です。PDF等のデータ版はありません。

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